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【北海道バイク旅 vol.9】最終日、つながりが紡いだ最高のラストラン by BON

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最終日、早朝の再会

北海道バイクツーリング最終日。

この日も確か3時くらいに目が覚めてしまい、宿から薄らと朝焼けが拝めた。

少し二度寝してみたが、また目が覚めてしまい、完全に身体が北海道時間になってしまっていた。

ベッドで携帯を触っているとメッセージに気づく。

「余市ダメやったから、結局小樽来たわ」と。
この日、余市付近で20年振りくらいに会う予定だったグッチ(@goodsun3kmb)から連絡。

グッチは過去に新潟で、同じ屋根の下で時間を共にした仲間だ。


どうやら釣りをしていたがターゲットに当たらず、こちらの宿まで来てくれたようだ。

朝の5時半に...笑

まぁ、久しぶりな感じは全く無く、会って直ぐにあの頃と同じような感じといった雰囲気だった。

それでも約20年の間には、お互いに色々あり、SNSで繋がっていただけあって趣味関連は互いに認識済。

それ以外の事でのんびり会話しながら、グッチらしいネタが炸裂した。

新車で買って直ぐに狸をはねたらしく、それを直さず乗り続けているところがグッチらしい。

というか「直そうや」とも言わない関係性だ。

 

優しさあふれる朝ラーメン

しばらく色々と会話して、グッチオススメの朝ラー(朝ラーメン)へ。

"よいち"なら朝からやっていて美味しい・・・と聞き、そこへ向かう事にした。

グッチと別れて出発の準備。

宿から約30分の余市にある、ミシュラン監修"NOUILLES JAPONAISEよいち 鰊らぁ麺"。

NOUILLES JAPONAISE よいち
所在地:〒046-0003 北海道余市郡余市町黒川町4-123

 

朝ラーメンというイメージとは違う店構えで、店内もおしゃれな雰囲気。

メニューは北海道の海産で有名な鰊をベースに、醤油、塩のスープと二種に分かれる。

"醤油"をチョイスし、しばらく待っていると、視覚も満足なTHEジャパニーズヌードル登場。

鶏と魚介出汁のスープに、鰊を使った水餃子なのかな。

メレンゲを溶きながら食べるようオススメされ、新感覚ながらも和を強く感じられる一杯。

朝7:30からいただくラーメンとしても優しい。

グッチがオススメしてくれたこの一杯だったが、実は従姉妹の知人がこのお店のプロデュースに関わっていた事を知り、なんだか本当に繋がりを結び合わせていくようで、この旅は本当に凄い旅になっていると実感した。

食べ終わりバイクの元へ向かうと、シェフが見送りで外へ出てきてくれた事も感謝。

 

絶景の神威岬

そして、北海道バイクツーリング最終日。

次なる目的地は"神威岬"。

余市から神威岬までは再び海沿いを走る。

旭川からの内地のツーリングは割と現実感があったが、最終日にして北海道らしさを感じるルート。

のんびり海を眺めながら潮風を感じるツーリング。

隼人君(@)にバイクを直してもらってからは、とにかく絶好調で何の心配も無く、無事に神威岬に到着。

駐車場から岬に向かう入り口では、清掃協力金を払い岬の先まで歩いて向かうのだが、とにかく絶景だった。

神威岬 駐車場
所在地:〒046-0321 北海道積丹郡積丹町神岬町92

 

絶景をしばらく眺めながら、岬の展望から駐車場へ。

往路も復路も見応えあって素晴らしい観光ができました。

 

余市ワイナリーへ

神威岬から再び余市へ。

せっかくなので、ワイナリーで限定ワインを狙う事に。

途中で立ち寄った場所からは、残雪の積丹岳。

知床や大雪山でも残雪を見る事ができたが、積丹岳も緑と白のコラボは見入ってしまう。

バイクでの旅は車ほど駐車位置に気をつかう事なく、気軽に景色を眺めるタイミングをつくれる。

北海道に到着してから直ぐの不具合を、早い段階で直してくれた名寄の土井二輪商会
の隼人くんのおかげで、あれから最終日までずっと、Vストローム250SXは快調な走りを続けられている。

残りわずかな北海道の時間も最高の相棒で居続けている。

 

小腹が空いたため、途中セコマで軽食。

この旅で一番お気に入りのペペロンチーノ。

再出発し、ワイナリーへ直行する事に。

余市ワイナリー 余市葡萄酒醸造所
所在地:〒046-0003 北海道余市郡余市町黒川町1318
電話番号 0135-23-2184

 

ワイナリーではお土産のワインを購入。

限定ワインと定番ワイン。

自分は全く飲まないのでよくわからないが、オススメを聞きながら現地から直送。


海辺のカフェでコーヒーブレイク

ワイナリーを後にし、小樽へ向けてもうひと走り。

向かう先はもちろんカームクラッチ。前日から、行くと決めていたカフェだ。

カームクラッチ
所在地:〒047-0156 北海道小樽市桜2丁目9−7

 

海が眺められる宿の一階がカフェとなっていて、初日の夜に釣りをした波止を眺めながら
珈琲とバスクチーズケーキをいただく。

カームクラッチでは、かなりゆっくりさせて頂いた。

従姉妹のオススメの展望台がある"祝津"。

夕陽を眺められるというその場所へ、夕方に行く予定である事を話したら、場所を細かく説明して頂けた。

何から何までと思える程、温かい対応に感謝です。

 

最後の小樽散策

フェリーまでは、まだまだ時間がたっぷりだったので、まずは小樽の街を散策する事に。

バイクを停めて駅周辺をメインに二時間ほど歩いた。

この日も天候は良く、間違いなく夕陽を眺められる。

そう信じてバイクの元へ戻り駐車場を出ようとすると、バーが開かない...。

そのパーキングは車専用だったようで、なんとバイクは無料で側面の道に停めるスペースがあり、本来入り口でバーは上がらないはずが何故か入れてしまっていた。

敷地の建物に入り理由を伝えたら、直ぐにバーを上げてくれて脱出成功。

さて、祝津に向けて出発。

 

祝津では北海道ツーリング最後の絶景を期待していた。

日中は快晴だったが夕陽の時間には霧が出てしまい、海から噴き上がる霧はある意味幻想的だったが、今回はサンセット拝めずでした。

 

気を取り直して、暗くなる前にこの旅の最後の目的地となるバイカー、ライダー御用達の小樽温泉オスパへ。

向かっている最中にカームクラッチからSNSでメッセージを頂いた。

「間に合うかなぁ、LINE登録で温泉無料」という事で、オスパ初回入浴無料を教えていただき、フェリーまでの時間をゆっくり過ごす事に。

 

旅は帰るまでが旅

無事に小樽港から新日本海フェリー"はまなす"乗船。

往路は長く退屈な時間も沢山あったが、復路では往路に学びつつ余韻に浸りながら、長い様であっという間の船旅だった。

舞鶴港に着岸してからはナイトツーリング。

約五時間程かけて自宅に到着。

メーター読みで2000km弱の旅は、無事に終えられた。

この経験は今回だけのものではなく、これから先に繋がるものになりました。

 

思い出を振り返る

ここで旅の振り返りをしよう。

まずは、この北海道バイクツーリングのために、バイクを購入して免許をとりに行く決意をした理由。

YouTubeチャンネル【ミショメンTV】

ミショメンの旅する光景に憧れ、実際に出会い、バイクで旅をしてみたくなった。

二度目の再会で「今年、北海道に行きます」と伝えた時から、本格的に準備を始めたのだ。

 

北海道ツーリング出発の日。凄まじい量の積載で地元岡山を出発。

そして、バイク初心者がなんとか北海道にバイクで上陸。

いきなり電装不調での1日目スタート。

➡北海道バイク旅vol.1はこちら

 

レジェンドとの釣りに癒され、宿の方とは今でも繋がり、絶景なはずのオロロンラインよりもヒューズ交換に明け暮れた二日目。

➡北海道バイク旅vol.2はこちら

 

三日目は、最北端の街には辿り着いたが、最北端の地を踏めず名寄の土井二輪商会へ。

そこではまさかの出会いとバイクの復活。

➡北海道バイク旅vol.3はこちら

 

廃電車内で迎えた四日目の朝からは、快適過ぎるバイク旅のリスタート。

沢山あるキャンプ場の中で、特に行ってみたかった斜里のクリオネキャンプ場。

➡北海道バイク旅vol.4はこちら

 

一番楽しみにしていた五日目の知床羅臼横断。

景色こそだったが無事に走り切れた。

➡北海道バイク旅vol.5はこちら


霧の摩周湖は奇跡の晴れで始まった六日目。

従姉妹の住む旭川までツーリング満喫。

➡北海道バイク旅vol.6はこちら

 

果たしたかった事が3つ、全て叶った七日目。

お世話になった従姉妹夫婦やローカルには感謝ばかり。

➡北海道バイク旅vol.7はこちら

 

この旅で必ず再会したかった場所へ向かった八日目。

「だだいま小樽」で、前夜最後まで満喫。

 

➡北海道バイク旅vol.8はこちら

 

九日目は再び絶景に感動しつつ、ずっと誰かに出会い、見守られながら、繋がりに深く感謝した最終日となった。

 

何より【DANG SHADES】に携わっている事で、奇跡の様な事が沢山体感できている。

DANG SHADESの小川さん、本当にありがとうございます!

 

最高の北海道バイクツーリング。

また行きますよ!

これまで閲覧していただいた方々へ。

ありがとうございました!


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ライタープロフィール

名前:赤木 "BON" 一聡

 

DANGサポートフォトグラファー。
こだわりのギアで、釣り、バイク、キャンプなどを楽しんでいる。

INSTA:@hvtbon