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【登山LOG】南アルプス白峰三山ピストン編vol.2 by BON
2025.10.23➡前回の記事はこちら
南アルプス"白峰三山ピストン"DAY2。
この日は三日間の中で一番高低差と距離が長く、早朝4時に起きて支度をし、5時には目前の北岳へ向けて出発。

朝はまだまだ風も残り霧の中を200m弱高度をあげるところからスタート。
小屋泊にした事もあり身体も楽で、あっという間に北岳ピークに到着。

南アルプス山行に切り替えてからの一番の目的地を踏めた事に感動すると共に、ここからの縦走路往復の時間も考え、直ぐに北岳山荘へ下山し、テント場で朝食を摂る事に。

山荘に着く手前辺りからは、ガスも抜け始めて空が明るくなる雰囲気を感じていた。
そして、気付けば富士山が拝める程に霧が抜けて、陽が差し込む様になってきた。

富士の裾野に広がる雲海が、絶景に更に彩りを加えて、この先の縦走に期待が高まる中、無事にテント場に到着。
設営して、しばらく休憩をとることにした。

⤴の写真はシンさんが撮ったもの
ここでひとつ、今回アルプスの山に登る事になったキッカケを簡単に綴っておく事に。
最初のキッカケは、週末冒険家YouTubeチャンネルの【THUNDER BIRD HILLS】を見始めて間も無い頃。映像の中になんか見た事ある様な人が出演していた。
それが、島根兄弟の弟「みっしー」だった。
当時SNSでは繋がっていたので、思わずツッコミのメッセージからスタート。
その時を機に、ハイキングやクライミングのお誘いをもらい、少しずつ現場での交流が出来始めた。
THUNDER BIRD HILLSの山行にも誘って頂き、以後交流を重ねながら「アルプスも行きましょう」と声をしてくれたのが、一昨年、同時期にテント泊縦走を初体験させてもらった時。

【登山ログ】BON&みっしーの三嶺剣山縦走TRIP with PRON TO【DAY1】
全く登山に興味を抱いた事の無かった人生において、ミッシーからは沢山の影響を受けて今に至るうえ、信頼出来る仲間としてDANG SHADESのテストも行ってもらっている。
二年越しに三嶺〜剣山の縦走の時に口にしてくれた約束をキッチリと果たしてくれた山行が、今回のアルプステント泊縦走なんです。
念願の瞬間は、この先の縦走路で達成される事に。
さて、テント場からまず目指すのは白峰三山乗り中間に位置する【間ノ岳】。
現在、日本で第四位の標高を維持するピーク。
歩みを進めていくうちに、振り返ると早朝にピークを踏んだ北岳がクッキリと見えるほど天候回復。

その途中にある中白峰山を抜けて、
【間ノ岳】ピーク。

⤴シンさん撮影

ここから先、再び歩みを止める事なくあの先のピークを目指し再スタート。

小さくだが微かに見えている農鳥小屋まで辿り着き、界隈では噂の日本一コラボを撮影。

この辺りからは少し余裕も無くなり、遠いと感じ始めた【農鳥岳】だったが、歩めばいつかは辿り着く。慎重に一歩一歩ステップを踏む。
あそこがピークか?
そう思いながら歩み続けると、【西農鳥岳】3051mに到着。

農鳥岳よりも高く位置するが、「本峰は農鳥岳なんだなぁ」と思いながらも更に先へ進む。
そして、今回の山行計画の折り返し地点となる農鳥岳ピーク。

どれくらいの時間ステイしたのかは正直記憶には無いが、この地を最終目的地に折り返しスタート。
再び目指すは、テント設営してある北岳山荘テント場。
陽が落ちる前には到着したい思いから、メンバー皆がハイペースでテント場を目指す事に。

➡つづく
ライタープロフィール

名前:赤木 "BON" 一聡
DANGサポートフォトグラファー。
INSTA:@hvtbon
