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【登山LOG】南アルプス白峰三山ピストン編vol.3 by BON

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南アルプス"白峰三山ピストン"DAY2.5〜3。

折り返し地点となった農鳥岳から北岳山荘テント場までは、少し足早に進まないと陽が落ちて雨が降り始めると安全ではない。

その事から、疲れた身体を少しだけ酷使。

確か13時くらいだった気がするので、コースタイムは順調であれば17時にはテント場に着く。

少し雲も多くなり天気が心配だったが、稜線やトラバースラインは視界良好。

急いではいるが無理はできない。途中でほんのわずかな休憩を何度か挟みながら、まずは農鳥小屋を目指す。

途中は沢や谷の景色を眺めながら、ガスや雲が出始めている事も認識。

約一時間強で農鳥小屋を通過。

間ノ岳への登り返しに備えて、皆シェルを脱ぎオーバーヒートを防ぐ。

16時には間ノ岳を通過。

あとはとにかく下るのみとなり、なんとかなりそうだとホッとしたところ、ミッシーがふと「夕陽が北岳に当たると絶景なんだ」と伝えてくれた。

おそらくだが、自分もしっかり目にしていたこの隙間から溢れる事を期待しての事だろう。

その想いはだんだんと期待を膨らませ始める事に。

自分は一人少し遅れ始めて、なかなか追いつかないスローペースだったが、もちろん歩けない事なんて微塵もなく。

やはり週末冒険家達の健脚に比べれば、素人がアルプスに来てしまった訳で仕方なく。

ただ、それがある意味当たり絶景を独り占めしてしまうことになるなんて、想像していなかった。

予定通り17時過ぎには北岳山荘テント場の付近に到着。

テントまであと少しのところで思わず立ち止まり、急いでカメラを取り出した。

テント場目前で、期待していた絶景を目にする事ができたのだ。

ここで、この瞬間にしか見られない。唯一の瞬間。

もっと凄いとかもちろん解るが、自分にとってはこの山行で一番の思い出の瞬間。

時間にしてそう長くは無いが、数カットシャッターをきってテント場へ。

無事に予定通り到着したが、ちょっとしたハプニングがあった。

以降、疲れもあってか写真は少ないがアクションカムで残した映像で良かったら見てください!

下山が確信だとよく聞きますが、ルートを急遽変えての下山。

正午のバスに間に合わせる為に下山を開始し、無事にバスターミナルまで皆無事に到着しました。

ここで自分が着用しているサングラスは、来年発売予定の新フレームモデルのサンプル。

バイオベース原料を使用した環境に優しいモデルということで、リリースが楽しみだ。

 

最後にシンさんの最大の核心となる、一時間ほどかけてバスで駐車場に向かう時の後ろ姿をどうぞ。

ミッシー、シンさん、アルプスに連れてきてもらい良い経験をさせてもらえた事に感謝します。

次の旅に向けて、少しずつトレーニングしていきます。

 

ライタープロフィール

名前:赤木 "BON" 一聡

 

DANGサポートフォトグラファー。
こだわりのギアで、釣り、バイク、キャンプなどを楽しんでいる。

INSTA:@hvtbon